奮闘記(7)スライサー
今回は、ピボットテーブルのフィルターのスライサーについてご紹介します。
スライサーは、 Excel2010から追加された機能です。 どの解説書でも、便利な機能として紹介されています。 ピボットテーブルのフィルターは、ヘルプでは、スライサーの説明になっています。 確かに、個々にクリックして絞り込むなら、フィルターでも、スライサーでもほとんど変わりませんし、初心者にはわかりやすいでしょうが、これではピボットテーブルを使いこなすことはできません。
スライサーの本当の使い方とは
フィルター →複雑な条件で絞り込むのに適しています
スライサー →複数のピボットテーブルで検索条件を共有します
ピボットおじさんは、実務用途向けに「ピボットテーブルを使う」という観点から フィルターとスライサーの特徴を生かして、効率的に使いこなしてきました。その秘訣をご紹介します。
スライサーを使用してデータをフィルター処理する ・・ヘルプの説明
スライサーのボタンをクリックすると、テーブルのデータまたはピボットテーブルのデータがフィルター処理されます。 簡単なフィルター処理だけでなく、スライサーでは現在のフィルター処理の状態も示され、フィルター処理されたピボットテーブルに表示されているものを簡単に理解できます。

スライサーの管理 ・・ スライサーをクリック

①スライサーのタイトル
②スライサーの表示設定
③レポートの接続
④スライサーのボタン
⑤スライサーのサイズ
⑥オプション[印刷]


①スライサーのタイトル ・・ 同じ項目でも、異なる検索条件を設定できます
②スライサーの表示設定・・アイテムの並び替え(昇順、降順)
データソースから削除されたアイテム表示する・・チェック外す方がきれいになる
③レポートの接続 ・・複数のピボットテーブルで、スライサーを共有できます。 →元のフィルターを変更したら、スライサー、他のピボットテーブルも変更されます
実務では、何十ものレポートをコントロールしています。

④スライサーのボタン・・列数、高さ を指定
→ ボタンの幅は・・スライサーの幅と列数で計算されます
⑤スライサーのサイズ・・高さ、幅
→ クリックで調整できますので、特に入力はしません
⑥プロパティ[印刷] ・・オブジェクトを印刷する
→ チェックを外す 印刷しない。
◎スライサーが印刷されると、レポートは煩わしくなるのを防止する。
次回は、並び替えについて、ご紹介します。