表計算アドバイザーとは

「ピボットテーブルとは!」 私は65歳の自称「ピボットおじさん」です。25年前からExcelを使いはじめ、ヘルプを参考に試行錯誤の連続で「業務用システム」と思えるレベルに到達しました。真のピボットテーブルを普及させたいと願っています。

1.「伝統的な表計算ソフト」を超えた「画期的なツール」でも「致命的な弱点」

ピボットテーブルは、Excelの一機能と見られています。

私の「表計算ソフト40年」使用の経験からは、ピボットテーブルこそ表計算の「最強のツール」であると理解しています。というのは、25年前にピボットテーブルと出会った時、驚愕しました。私は、システム開発などにも関わりましたが、COBOLのようなプログラミングを必要とせずに、データソースからレポートを簡単に作成できる。一度形を作れば、元のデータを更新してボタンをクリックするだけで、全部の表が更新されてしまう。しかも表の中に「加重平均」などの数式も追加できるので、実務には最適の「画期的なツール」だと直感したからです。

しかし、Excelには致命的な弱点がありました。表計算の基本は「自分で表を作る」。ピボットテーブルは、「データソースからレポートを作成する」ものです。データベースソフトのAccessとは違って、Excelにはデータソースを作り加工する機能が弱点でした。「PowerPivot」の登場でようやく注目されるようになってきましたが、私は、独自のやり方でこの弱点を克服してきました。

2.Excelの弱点を補えば「最強ツール」になります

①多様な実務のために項目の追加と迅速な計算が必要です

実務の用途では、元のデータに管理用の分類、計数情報など様々な項目を追加する必要があります。マスタから検索したり、条件式で判定したりする数式を作成し、これを数万行など全データ行で計算します。迅速に計算できる対応を工夫しました。売上管理、原価管理など 「データソース」は違っても共通に処理ができます。

②Excelの知識が必要でも限定的です

ピボットテーブルの解説書は、ほとんど参考になりませんでした。
しかし、ピボットテーブルの活用が進むにつれて、Excelの弱点が足かせになりました。
関数やマクロの知識が必要になり、何冊も読みました。「すごい改善」のマクロ・セミナーにも参加しました。
必要な知識は限定的ですが、時間も費用も掛かる本当に効率の悪い作業でした。
徐々にExcelの弱点を克服し、ピボットテーブルもレベルアップでき、25年間のノウハウを「テンプレート」と活用手法にまとめました。

③多くの人に同じピボットテーブルを使えば経営強化につながります

ピボットテーブルを実務に活用するには、先ず、元となるExcelブックを一つ作成します。
これをコピーして数人~数百人に使ってもらいます。データを皆が同じ見方でできるので、
報告作成の負担が軽減し経営強化につながります。
「作り方」よりも、「使い方」を重視してマニュアルを作成し、説明会も行いました。
解説書の多くは、機能の説明が中心で、実務での「使い方」は、あまり紹介されていません。

3.「表計算アドバイザー」として

私が「表計算アドバイザー」を始める決意をしたのは、皆さんに実務でピボットテーブルを「最強のツール」として使っていただきたい。
私の25年間のノウハウで、皆さんのお役に立つという「使命」を感じたからです。
私は、ピボットテーブルは実務での表計算を根本的に変革する「最強のツール」だと信じています。
専門家の方々にも参考にしていただきたいと願っています。

25年間、実務に活用してきたノウハウに改善を加えて、Excelの弱点を補強した「テンプレート」と活用手法「PDCM」です。
テンプレートを使うための知識に限定していますので、何冊も専門書を読む必要はありません。

P=ピボットテーブル (作る、使う)
D=データ       (データソースを作るための関数・・)
C=コントロール管理  (実務管理、管理会計・・)
M=マクロ      (ピポットテーブル活用に係る・・)

の4項目ですが、Excelの常識的な範囲で、テンプレートを使うための知識に限定しています。
皆さんには、私のような苦労をしなくても、「おじさんの秘訣」を使って、本物のピボットテーブルで楽しく仕事をして欲しいと願っています。

実践ワークシート協会、「OfficeTANAKA」の田中亨先生は、「田中メソッド」を提唱され、長年Excelの教育に尽力されています。業務に応用となると企業ごとにやり方が異なるため、教えるのも難しさが増えます。

業務に活用できる本物のピボットテーブルの普及をはかるためには、皆さんのご理解とご協力が不可欠です。実践ワークシート協会に参加したり、いろいろな方々と情報交換をして連携を深めていきたいと思います。
新参ものですがよろしくお願いいたします。

ピボットおじさん より

お気軽にお問い合わせください

この記事を読んで、興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。お待ちしております。